「初夏の発表会」開催
アマービレ音楽教室
「初夏の発表会」
2023年7月2日(日)、愛媛県男女共同参画センター多目的ホールにて、生徒さん達が1年間レッスンで頑張ってきた成果発表を行う事ができました。
ご協力、ご尽力頂きました皆様に心より感謝申し上げます。
また、頑張って出演してくれた生徒さん達、そして華を添えてくださったゲストの越智恭子先生にも感謝の気持ちでいっぱいです。
有難い事に、ご来場の皆様やご出演の生徒さん、声楽家の市村公子先生からも、いろいろとお言葉を頂戴致しました。
お褒めの言葉はこれからの励みとし、また、反省点はを来年の発表会への改善点としていきたいと思います。
今回は生徒さんの発表に加えて、私の夢が3つも叶いました!
「出演者全員での合奏」
「県外から教室卒業生を呼んで、フルートアンサンブル」
「ゲストをお招きしてのステージ」
どれも、コロナ規制が解けるのを待って待って…ようやく念願叶い、感無量でございます。
ありがとうございました。
プログラムのご紹介
今回の出演は、大人の生徒さん5名、学生さん4名に合わせて、教室卒業生から2名(大学生1名、社会人1名)の、合計11名でした。
全員合奏
オープニングは出演者全員による合奏を行いました!
県外から教室の卒業生が帰って来てくれる事になり、これは念願の合奏ができるチャンス!と奮い立ちまして、急いで楽譜を制作しました。
演奏曲は初夏の発表会に相応しい曲をと思いまして「SUMMER」を選び、今回のフルートアンサンブル用に編曲をしました。
フルート4パートのアンサンブルに、篠笛のオブリガードを付け、ピアノで色を添えて。
(生徒さん一人一人の音を思い浮かべながらの編曲作業はとても幸せな時間でした。)
さて、出来上がった楽譜を生徒さん達にお渡ししていきましたが、中にはレッスンが飛んでしまい本番の1週間前にお渡しした方も(申し訳ありません💦)
短い練習期間で、しかも合同練習は当日リハーサルの1時間だけという強行突破でしたが、生徒さん達の頑張りのお陰で、お客様にもご好評頂ける発表となりました。
本番で指揮をしながらも、一生懸命に表現しながら演奏してくださる生徒さん達の音に感動させられました。
今回は1曲のみの発表でしたが、来年はもう少し曲数を増やして、プログラム最後の演目として実施しようかと、既に欲が出て参りましたよ。
第1部
【ソロステージ】
⚫︎トップバッターを務めてくださったのは篠笛奏者のKさん。朱鷺たたら氏作曲の篠笛独奏曲「波の唄」を演奏。習いに来られた当時は腹圧もなく、音を自分でコントロールして色として表現する事など到底難しい状態でしたが、あぁ遂にここまで来たかと感慨深くなるほどに表現豊かな演奏をご披露されました。
アマービレ音楽教室で音楽表現方法を篠笛でも習えないか…と門を叩いてくださったKさん。アマービレ音楽教室で学び始めて4年半が経ち、この春にはカルチャースクール講師デビューを果たしました!おめでとうございます!当教室はこの発表会で卒業という事で寂しくなりますが、これから益々精進されご活躍されます様、祈念しております。
⚫︎プログラム2番は、高校2年生のAさん。
彼女がレッスン中に「先生、発表会しないんですか?」と意欲を見せてくれた事が、「よし!やろう!」と私の重い腰を上げてくれて今回の発表会が実現しました。彼女は私が大学で共に学んだフルート専攻の友人の娘さんです。本番前にはオニギリ3個を平らげ、お腹の支えのしっかりした音で心を込めて演奏してくれました。
⚫︎プログラム3番は愛大に通う音楽専攻生のSさん。
とても穏やかな性格で、楽譜通りに正確に吹くのが得意。更に音に色を乗せる事が課題の彼女には「愛のセレナーデ」に挑戦してもらいました。感情表現を音で伝えられるよう、レッスンではフレーズや和音からどういう音どういう感情、色が必要とされているのかを問いかけ、沢山悩んでもらいました。発表会のステージでは身体の内からの表現が美しく、直向きな姿に感動を頂きました。
⚫︎プログラム4番は、学生の時に吹奏楽部でフルートを吹いていた経験者のMさん。子育ても落ち着き、もう一度フルートに取り組みたいと私の教室に通われて3年になります。音色の探求に日々努力され、なんとも美しい高音が魅力的な方です。本番でも柔らかく伸びやかな高音が会場に良い余韻を残してくれました。
⚫︎プログラム5番は、ジブリ映画の曲をジャズ風のアレンジで挑戦したYさん。日々の練習を怠らずレッスンでも集中力のある方です。何事も前向きに楽しむ彼女のエネルギーは素晴らしく、演奏会前には毎日のように練習動画を撮って送ってくれて、成長を見せてくれました。
⚫︎プログラム6番は、これまでウン十年とフルートを習って来られたSさん。ここ最近またメキメキと上達。腹圧トレーニングが功を奏した高音の華やかで美しい事!アパチュアのコントロールも上手くなり、細かいパッセージまで音がクリアに鳴らせるようになってきました。70歳を超えても尚進化し続ける彼女のパワーは素晴らしい!本番もの凄く緊張してしまうのがもったい無いのですが、最後まで諦めず頑張ってくださいました。
⚫︎第1部のトリは、広島の大学でで音楽を学ぶAさん。中学生から見守ってきましたが、彼女は環境に負けない強い心を持つ努力家です。コロナ禍もなんのその!コンクールにも毎年出場して挑戦を続けています。今回は体力も持久力もテクニックも必要とされるドゥビエンヌのフルート協奏曲を難なく披露してくれました。更なる成長が楽しみです。
第2部
【アンサンブルステージ】
⚫︎講師(久保)の演奏からスタート
七夕に因んで「星のセレナーデ」を演奏しました。ご来場の皆様と生徒さん達への感謝の気持ちで自分の心が満たされているのを感じると変な緊張をすることもなく、築山先生のピアノとのアンサンブルに集中して演奏できました。皆様へのプレゼントとして織姫&彦星のロマンスを感じて頂ける演奏ができたかと思います。
それにしても、シャミナードの奇抜な和音使いは面白いですね。演奏者によって色を変えれる寛容さを感じます。築山有紀先生の多彩なピアノの音の中でフルートのメロディが泳ぐ感覚はとても気持ち良く、アンサンブルの醍醐味を感じます。
⚫︎プログラム9番は、発表会初出演のKさん。
はるばる宇和島から通ってくださっています。幼少からお父様のレコードを一緒に聴いていたというKさんはバッハがお好き。今回は私との二重奏でト調のメヌエット (Petzold作)をフルート二重奏で演奏しました。2音の重なりだけで進むシンプルなアレンジですが、何とも雰囲気があってお気に入りの演奏になりました。
⚫︎プログラム10番は、フルート三重奏
教室の卒業生から2名が松山に帰って来てくれる事になり、フルートアンサンブルができる事に!
「いつか卒業生とのフルートアンサンブルがしたい。そんな生徒さんが育ってくれたら…」と頑張ってきて、遂に夢が叶いました!
今回選んだベルトミューの4つの小品は4曲それぞれがとても個性的。気の抜けないアンサンブルの絡み合いが楽しく、生徒さんお2人の成長を感じながらの幸せなひと時
⚫︎プログラム11番は、同じ中高一貫校に通う学生さんお2人とピアノのアンサンブルでヨハン・シュトラウスIIのオペラアリアを魅力的に演奏してくれました。
先輩と一緒に演奏したい!を叶えたTさんは伸びやかな音でオペラ歌手になりきって演奏。後輩の誘いをドンと引き受けたAさんは芯の強い音で2ndの役割をしっかり果たし存在感たっぷりの演奏でした。
⚫︎プログラム12番は、先程のAさんと講師(久保)とピアノとのアンサンブルで、ブラームス作曲のハンガリー舞曲第6番を。
Aさんと築山有紀先生は仲良し親子なので息ピッタリ。「音を聴いただけで久保の生徒さんだと分かる」とよく言われるのですが、Aさんの音はまさしく私と良く似た音だと感じます。アンサンブルが好きな彼女と、もう6年もレッスンで一緒に吹いてきましたものね。もうすぐ教室卒業の可愛い教え子さんです。
⚫︎第2部のトリは、教室卒業生のHさん。
東京の音大を卒業し、この春からフルート講師となった彼も頑張り屋です。
日本トップレベルの師の元で研鑽を積んできた成果を披露すべく、プーランク作曲の「オーボエとピアノのためのソナタ」をなんとピッコロフルートで演奏してくれました。かなりレアな演奏です。ピアノの難易度もかなり高く、アンサンブル技量の問われる曲でしたが、さすが築山先生!気持ち良いお二人の演奏でした。
ゲストステージ
ゲスト出演にお招きしたのは、声楽家:越智恭子さん
今回は生徒さん達へのプレゼントとして、3曲をリクエストいたしました。
⭐️聴くたびに涙腺が緩む「竹とんぼに」
⭐️宮沢賢治の世界観が美しい「星めぐりの歌」
⭐️オペラアリアからムゼッタのワルツ「私が街を歩けば」
ムゼッタのワルツは私もフルートでご一緒させて頂きました。
越智先生も築山先生も、私と高校、大学の同級生なのですが、3人一緒に演奏するのは今回が初めてでしたので大変嬉しい共演となりました。
声楽家として声が益々ふくよかになり、円熟期を迎えている越智先生の歌声は、どれも美しく、表現豊かな声に魅了されながらの贅沢な時間でした。
越智先生、素敵な演奏をありがとうございました!
集合写真
皆様充実感溢れる良い笑顔ですね♡
お手伝いくださった皆様
ありがとうございました
影アナウンス…よっちゃん(妹)
受付スタッフ…Mさん、Sさん
ステージスタッフ…Hさん、Y(息子)
ご来場くださいました皆様
温かい拍手とお心遣いを
ありがとうございました
2023年7月2日
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